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 最新情報のお知らせ(2024/12/19) 

 以下の2つの共和党最高裁に関する論考をまもなく公刊する予定です。是非御一読下さい。

題名  「共和党最高裁と民主主義の相克」
雑誌名 『国士舘法学』第57号(近刊)
欧文タイトル Friction between the Republican Supreme Court and Democracy
概要: アメリカの共和党最高裁が、民主主義に関連する憲法事件で下した判決の内容とその意味を問い、今後の共和党最高裁の進路について若干の考察を行う。

題名  「共和党最高裁の権力化と民主主義観」
雑誌名 『武蔵野大学政治経済研究所年報』第24号(近刊)
欧文タイトル The Lust for Power of the Republican Court and Its View of Democracy
概要: アメリカの共和党最高裁が近年下した重要な憲法事件の判決を取り上げ、それらの判決を、共和党最高裁の方向性との関連で論じ、今後の注目点を明らかにする。

 本ホームページについて 

 このホームページ(Webサイト・HP)は、科研費基盤研究(C)「統合から分断へー共和党最高裁の成立とその将来的限界」(研究代表者:大澤秀介、課題番号23K01085)の研究成果を発信し、フィードバックを得ることを目的としています。

 本HPの目次 

 本HPの趣旨 

 アメリカ連邦最高裁判所は、1954年のBrown v. Board of Education判決以降、リベラルな憲法判決を多く下してきました。しかし、1973年のRoe v. Wade判決で女性のアボーション権利を認めたことに対し、保守的な宗教団体から強い批判を浴びました。

 保守派は、1980年のレーガン大統領誕生を機に連邦最高裁の保守化を進める運動を展開しました。共和党への働きかけやフェデラリスト協会の結成などで、保守的な法律家を育成し、最高裁への任命を目指すネットワークを形成しました。

  トランプ大統領時代に3つの最高裁裁判官の空席が生じ、フェデラリスト協会の影響で保守派裁判官が多数を占めるようになりました。これにより、共和党最高裁が成立し、2020年のDobbs判決でアボーション権利を否定する憲法判断を下しました。

 共和党最高裁は行政国家体制の否定など全面的変革の可能性も有しています。このホームページでは、共和党最高裁の成立やその憲法判断の正当性、他の統治機関との関係などを追いかけ、皆さんからの感想やコメントを反映しながら内容を充実させていきたいと考えています。

 本HPの更新情報 

・2024年12月19日:2点の論考の公刊予定をお知らせしました(①「共和党最高裁と民主主義の相克」②「共和党最高裁の権力化と民主主義観」)。
・2024年12月16日:フロントページのデザインを変更しました。
・2024年8月1日:本ウェブサイトの正式な公開日となります。